平成30年9月
二回、逆まつげの手術をしましたが、また再発してしまいました、どうしたらいいでしょうか
逆まつげとは、睫毛が本来外へ向かって生えているはずのものが、内側へ向かっているものです、普通、うわ瞼にも、した瞼にも、正常な睫毛列以外に列を外れて何本か内側(黒目に近い側)に生えていて内側に向かっている異常なものを言います。
睫毛乱生症というのが病名で、角膜(黒目)に当たって角膜を傷つけ痛かったりゴロゴロしたりします。
逆まつげとよく似たもので、眼瞼内反症というのがあります、これは、睫毛が黒目に当たって痛いという点では逆まつげと同じですが、この場合は睫毛が異常なのではなく、瞼が緩んでいたり、瞼が腫れ気味であるために、睫毛が黒目に触ってしまうもので、瞼に原因があります。
治療法としては、睫毛抜去処置か、睫毛電気分解か、手術となります。睫毛電気分解は、昔よくやられていましたが、結局は再生してしまうので、現在ではあまりやられなくなりました。
うわ瞼の睫毛乱生の場合は、少し数が多くても、正常な睫毛以外の異常な睫毛を1本1本抜くしかありません、眼瞼内反に近い形ならば、二重瞼の手術となります、下向きの睫毛を上向きに変えるには、どうしても二重瞼にするしかないからです。しかし多くは、二重瞼の方が美容的に好まれるので、眼瞼内反症、または眼瞼下垂とういう病名で手術をすれば、保険適応となるので、費用が安くなります、美容整形となれば、専門の病院で費用も高くなります。
した瞼の場合は、幼児期に見られる睫毛内反症と呼ばれるものがあり、これは成長するにつれ、自然治癒の傾向があるので、異物感や痛みがなければ、様子を見るだけでよいです、症状があれば点眼治療です。
もう一つは、老人に見られる下眼瞼内反症でこれは加齢により下瞼の眼輪筋が緩むことが原因なので、眼輪筋短縮術が行われます、仕上がりはとてもきれいで良い手術ですが、ただ抜去だけでよいという人もいます、この場合は患者さんにもよりますが、2~8週間くらいの間隔で睫毛抜去を行います。
眼のお悩み相談 Q&A 一覧
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